自分でポスティングを行う際、どのようにエリアを回れば能率が良いのか、あるいは住人からお叱りを受けないためにはどこに注意すべきなのか、具体的な手順が分からずに困っていないでしょうか。
効率的なポスティングを実現するためには、現場のルールと投函の技術を身に付けることにあります。正しい手順を知っていれば、移動の無駄を省いて短時間で多くの枚数を配布できるようになり、同時にクレームのリスクを最小限に抑えることが可能です。
本記事ではアドワールドが使用する実際のマニュアルの内容も踏まえながら、出発前の準備から現地でのルートの進め方、チラシのきれいな入れ方まで、明日からすぐに使えるポスティングの技術を詳しく解説します。
以前、投稿したこちらの記事の続編的な内容になります。
初めてチラシを自分で配ってみよう、と思われた方のことを意識した内容になります。
こちらもよろしくお願いします
ポスティングの基本手順と心構え(基本マニュアル)
ポスティングを成功させるためには、現地での作業だけでなく、出発前の準備から一連の流れを正しく把握しておく必要があります。行き当たりばったりで行動すると、配布漏れが発生したり、必要な持ち物を忘れて作業が中断したりする原因になります。まずは全体の流れと、それぞれのステップにおける重要な行動規範をポスティングマニュアルとして理解しましょう。
出発前の準備と持ち物チェックリスト

現場に到着してから慌てることがないよう、出発前にすべての持ち物と配布エリアの確認を完了させておきます。効率を落とさないためには、動きやすい服装選びや、天候に応じた対策も重要な準備要素となります。
必要な持ち物は以下の通りです。
- 配布するチラシ(必要枚数を事前に数えて小分けにしておく)
- 配布エリアが明記された地図
- 筆記用具(配布完了エリアの塗りつぶしやメモ用)
- 指サック(チラシを1枚ずつ素早くめくるために必須)
- 飲料水
これらの物品をリュックサックや肩掛けのバッグなど、両手が自由に使えるカバンに収納します。片手にチラシの束を持ち、もう片方の手でポストへ投函するため、両手を空けておくことが大前提となります。
【MEMO】
スマートフォンを使用した地図やGPSアプリは効率化のためにもぜひ活用してほしいのですが、それでも配布エリアが記載された地図は必ず携帯してください。
スマホアプリでは
「電源ボタンを押して→ロックを解除して→アプリを立ち上げる」
必要がありますが紙の地図だと
「地図を見る」
だけで済むため非常に楽です。携帯を落としたり無くしたりリスクも少なくなります。
現地に到着してから最初に行うこと

ポスティングで最も重要なのは【ルート設計】です。
ターゲットとなるエリアに到着したら、すぐに配布を始めるのではなく、まずは周囲の状況を確認して全体の作戦を立てます。これにより、その日の作業効率が大きく変わります。
ポスティングを始めてしばらくは地図を上手に活用できないくて当たり前ですので誰かに相談できる状況であれば相談をしてみましょう。
また、配布前にエリアの境界線を確認し、配布NGな物件の確認もここで必ず行ってください。
どこからスタートしてどこで終えるかのゴールを決め、坂道の有無、高層マンションが集まる区画がどこにあるかを把握します。
集合住宅が多いエリアを前半にまとめて回ることで、体力が十分にあるうちに効率よく枚数を消化できるようになります。現地特有の注意看板や独自のルールがないかも、このタイミングでチェックしておきます。
また、配布後も自分の進んだルートを地図に線引きするようにし、同じ道を複数回通らないようにしましょう。
複数投函をしてしまった時の気づくきっかけになりますし、自分のルートを辿ることでより良いルートを今後見つけるための反復学習にもなります。
効率を2倍にする「一筆書き」ルートの歩き方

同じ道を二度歩くことによる時間の大幅なロスを防ぐため、エリア内の歩き方には明確なルールを設けます。基本となるのは、道路を一筆書きの要領で網羅していく技です。
道路をジグザグに歩くことで同じ道を二度歩くことなく一筆で効率的に配布が行えます。
ただし、町丁目の境界線の道路では配布している町丁目の枚数を正確に把握するため、片方ずつ配布してください。
また、T字路では必ず戻ってこなければならないため、右側※のポストのみを入れて戻ってくるように配布をすると同じポストに投函してしまうミスを防ぐことができます。
※右手でチラシを持ち左手で配布する方は左から配布するほうが効率が良いです。

トラブルを未然に防ぐポスティングのNG行動とマナー
ポスティングは地域住民の生活スペースに立ち入る行為であるため、高いモラルとマナーが求められます。何気ない行動が不審者として通報される原因になることもあるため、マニュアルに定められた行動規範を厳格に守る必要があります。
住人や管理人と遭遇したときの挨拶と対応
敷地内で建物の住人や管理人、あるいは近隣の方と目が合ったりすれ違ったりした場合は、決して目をそらしたり逃げるような素振りを見せたりしてはなりません。堂々と、かつ丁寧に対応することが大切です。
明るい声で「こんにちは、〇〇の案内を配らせていただいております」と、身元と目的をハッキリと開示します。もしその場で「うちは要らないよ」と言われた場合は、すぐに「失礼いたしました」と謝罪し、その物件への投函は中止して立ち去りましょう。
悪天候時のチラシ判断基準
夕立のような強い雨や風が発生している場合は、チラシが風に飛ばされたり濡れてしまうリスクもありますが、そもそも危ないので一時的な雨宿りをしてください。
雨天時のポスティングについてはこちらでも解説しているので是非ご覧ください

チラシのきれいな入れ方アドバイス
チラシはポストの奥まできちんと差し込み、外側からはみ出さないように入れるのが基本の技術です。はみ出していると、見た目が悪くなったり、雨で濡れて台無しになるだけでなく、はみ出たチラシの隙間から雨水が入り込み、住民の方の大切な郵便を濡らしてしまう可能性もあります。
住民の方が取り出した後の状態を考える

みなさんはご家庭のチラシを取り出した後、どうやってチラシが必要か取捨選択をしますか?
多くの方はそのままふたを開けて手に取って、1秒2秒の短い時間でチラシを見ることになると思います。この1秒2秒がチラシの裏面だったりチラシの下部だと本当に伝えたい内容が十分に伝わりません。
最初のうちは、「配布エリアからはみ出してないか」「チラシお断りの表記がないか」「配布するチラシは正しいか」などに注意を払う必要がありますが、慣れてくると「どうすればお店の伝えたい内容を伝えることができるか」を意識して配布できるとより効果が高い配布ができます。
取り出した後を想像して、一番見てほしい部分が目立つようにチラシを投函しましょう。
あらかじめA5サイズにまでチラシを折っておく
入れ方のアドバイスとは少し異なりますが
アドワールドではチラシをA5サイズまで折ってポスティングすることが多いです。
A5サイズにまでチラシを折り加工するとチラシがポスト内でぐしゃぐしゃになることを防ぎ、審美性が保たれるだけでなく、持ち運びやすさが向上し投函自体もスムースになります。
また、縦型のチラシであれば上下横型のチラシであれば左右で2分割するなどあらかじめ折加工した前提のデザインで作成するなど工夫するとすぐに捨てられずにチラシの保存率もぐっと向上します。
【FAQ】ポスティングのやり方に関するよくある質問
Q1. ポストの投函口が狭くてチラシが入らない場合はどうすればいいですか?
無理に押し込んでチラシを破いたり、ポストを破損させたりしてはいけません。少しでも入らないと思ったらその住宅への配布は諦め、次の物件へ移動してください。無理な投函は住人の不快にして、広告主様から預かっているチラシを無駄にしていることになってしまいます。
Q2. 配布中に住人から激しく怒鳴られてしまったときの対処法は?
まずは感情的に反論せず、不快な思いをさせたことに対して「大変失礼いたしました」と謝罪してください。その場でチラシの回収を求められた場合は速やかに応じ、該当の物件の住所を地図にメモして、次回から絶対に配らないように記録を残します。
Q3. 1時間あたりに配れる枚数の目安はどのくらいですか?
住宅の密集度によって大きく変動します。戸建住宅が多い地域では1時間に100枚から150枚程度、大型のマンションやアパートが集まる地域であれば1時間に300枚から500枚以上を配布することも可能です。
Q4. チラシを間違えて投函禁止と書かれたポストに入れてしまった場合は?
一度投函したチラシをポストから取り出す行為は犯罪ですので絶対に行わないでください。
家主や管理人さんに事情を説明して指示を仰いでください。
まとめ
ポスティングを行う際は、移動の無駄をなくす一筆書きのルート選定と、チラシの価値を落とさない丁寧な投函テクニックを意識することが、効率と反響を高めるための最大の鍵となります。
チラシ・ビラお断りなどのサインを見落とさず、地域住民の方々と遭遇した際には元気よく挨拶を交わすことで、トラブルを未然に防ぎながら安全に配布を終えることができると思います。
なお、本記事に掲載されている配布の手順やマニュアルは一般的な基準に基づくものです。
実際にアドワールドでは関西エリアと東京都エリア、中部地域など地域別で
配布のマニュアルを使い分けて営業所運営を行っております。
地域ごとの特有の条例や、独自のルールが存在する場合もありますので、実際に作業を行う際は周囲の掲示物など必ずご自身で確認し、自己責任において安全な配布を心がけてください。









