チラシポスティング導入メリットとして、チラシさえ用意できれば手軽に始められることにあります。緊急対応に差し迫った場合でも、情報発信、宣伝が容易にできます。
しかし、この手軽さに思わぬ落とし穴があることをご存じでしょうか?
それは、飲食店、小売店のオープン告知宣伝チラシの際に起きます。
飲食店、小売店のオープン告知宣伝チラシの思わぬ落とし穴
飲食店、小売店の場合、店舗改装、商材準備、メニュー作成、オープニングスタッフ教育研修、販促品調達など、多くの開店準備が必要です。チラシポスティングは容易に手配できるが故に、準備の後回しになるケースが意外と多く見受けられるのです。準備するべきやることタスクに混乱をおこし、意外と優先度を低く後回しにしがちなのです。「オープン2週間前に慌てて、印刷、ポスティング、新聞折りこみ広告の手配をする。」なんていう経験をお持ちの広告主や、印刷入稿前の原稿調整がまだ決まらないというケースも多いのです。
何故、いま頃?このタイミングで?と傍から見ると素朴な疑問が湧いてくるのですが、広告主はどのエリアにターゲットの顧客層が多いのか?あのマンション、この地域の方は来てくれそうなのか?駅の北側、南側?のどちらから来てくれそうなのか?
チラシに記載するメイン商品の画像はこれで良かったのだろうか?と悩みだし、答えを出せない“期待と不安の迷い”というループに入ってしまうケースがあるのです。
そうこうしている内に、日々は刻々と過ぎ去っていきます。しかも他準備ごとに追われて日々奔走しています。
アドバイスとして、オープン前は○○側、オープン後1週間後に△△側、チラシデザイン、内容はこれでいこう!判断時期が締め切り日である。と思い切って、GOサインを出すことをお勧めします。
そのエリアに対する迷い、チラシ内容に適正な判断を促し、アドバイスできるポスティング業者を探したいものです。地域の市場、広告主から得た傾聴力と判断の後押しをして差し上げることもポスティング事業者の力量となります。
できればオープン日の前には配り終えていたい!
その想いは広告主に限らず、新出発、新規事業をされる事業主すべての方のご要望であります。さすがに1週間前ではどうにもならないのですが、チラシデザインが確定している場合、2週間前なら何とかなります!
その場合、配布可能な枚数に制限が設けられますが、提案、判断、実行ができる業者を選びましょう。間違えても、傾聴、アドバイスもなく、エリアの全選択を広告主に提出を促す業者は避けたいですね。
開業前の集客手段に迷いが生じる理由
ここで、何故、開業前の集客手段に迷いが生じるのか?を解説したいと思います。
1.マーケット調査不足による迷い
市場調査をしたつもりが、意外な近場や駅の反対側にライバル店を見つけたりすると、このエリアからは来店が無いのでは!?と迷い、最適な集客エリアを再模索、考えすぎてしまいます。
2.確実性を求めすぎる迷い
そもそも来店顧客になってくれる人は、誰にも分かりません。その不確実性なことに確実性を求めすぎてしまい、迷いが生じます。
3.理想的な顧客層と住居の不調合による迷い
オープン前は、理想的な顧客層をイメージすると思います。そのイメージ層とポスティングする住居の合致を求めすぎることにより迷いが生じます。
理想的な顧客のイメージを持ち、チラシデザイン内容を吟味することは大切ですが、その顧客層がどのような住居に住んでいるかは不調合要素が強いのです。そこによる迷いがエリア選択の判断時期を遅らせることになってしまう広告主が多いようです。
以上の通り、理想と確実性を合致させようと思うあまり迷いが生じるループに入るようです。その迷いの追及は、改善へのステップとなり、お店が繁盛する根拠になり得るのですが、判断をするべき時にGOサインを出すということをお勧めします。
手軽に宣伝ができるチラシポスティングというアイテムを後回しの判断に回さず、最低1か月前には、写真画像以外は全て手配を済ませているという前倒しのタイミングを実行したいものであります。
オープン前に配り終えないといけない。という固定観念を捨ててみる
最低限の顧客を見込み、オープン前にチラシを配り終えることが理想ですが、経験豊富な広告主は、3か月に渡って広告計画を立てています。
ポスティングでは、エリアや内容を変えてAとBパターンによるスプリットランテストでマーケティング、新聞折り込み広告でも同様に媒体各紙を変えてテストマーケティングを実施する、ウェブ広告では中長期にわたり、画像写真、人気が出そうなメニュー並び替えの変更を計画的にリリースします。
その計画と集客手段はテクニックとして心得たいものですが、本項目では別の観点として、実行GOサインが遅れたことにより、予定していた枚数をオープンまでにポスティング完了することが間に合わなかった。というケースにクローズアップしてみましょう。
チラシ内容には「〇月〇日オープン!」を記載してあり、変更するわけにはいきません。
賽は投げられています。10,000枚配布の予定が、8,000枚配布が限界であった。
そのような場合はどう考えればよいでしょうか?
ここはシンプルシンキングで、オープンしてからも残りの2,000枚を決められたエリアに配りきる。それ以外にしか答えはありません。オープン日、オープン3日後にチラシ内容にある「〇月〇日オープン!」の告知内容を見ても問題は無いのです。
〇月〇日オープン!というその日までに終えなければというのは固定観念だと考えます。
このことをアドバイスして差し上げると「そうでしたね!」と気が付く広告主が多いのです。もちろん準備、判断ミスによる時期超過ですので褒められたことではないのですが、こうでなければならないという固定観念を捨て去り、リカバリーで取り返すという対応力で集客活動とお店の来店数を軌道に乗せましょう。