「今度のイベントのお知らせ、配るのを頼めるかしら?」
自治会やPTAの集まりで、そんなふうに大切な役割を任されること、ありますよね。
その場で引き受けたものの、いざ「配る」となると、「何から始めたらいいのかしら?」「ご迷惑になったらどうしよう…」と、少し不安な気持ちになる方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、”ポスティング会社のプロ”が”初めて”チラシを配る方へ向けて、
安心してチラシポスティングが出来るように、準備からマナーまでを一つひとつ丁寧に解説していきます。
チラシを自分で配るための3つの準備【初心者向け】

何事も、まずは準備が大切です。
事前準備に少しだけ時間をかけることで、当日は驚くほどスムーズに進みますよ。
① チラシを配る目的と範囲をきちんと確認しましょう
まず、一番大切なことから確認します。
「誰に、何をお知らせするためのチラシなのか」
そして
「どの範囲のお宅まで配るのか」
この2点をもう一度はっきりとさせておきましょう。
- 目的: 「夏祭りのご案内」「資源回収日変更のお知らせ」など
- 範囲: 「○×町の1丁目と2丁目」「○×マンションの全世帯」など
これらが明確になっていると、配布したのに効果が薄くなる確率が減ります。
もし地図をもらっていたら、配る範囲に色でマークをつけておくと、とても分かりやすくなります。
② チラシを準備しましょう
配るチラシそのものの準備です。
すでに配るチラシの用意があれば問題はないですが
少量でご自宅にプリンターがあれば、ご自身で印刷されるのが手軽ですね。
もしプリンターがお近くにない場合やご自宅での印刷が難しい場合は、
コンビニエンスストアのマルチコピー機を利用するのがとても便利です。
USBメモリやインターネット、スマートフォンのアプリを使って、手軽に、綺麗に印刷することができます。
数百枚程度であれば、印刷会社に頼むよりも費用を抑えられる場合が多いです。
1000枚以上になると印刷会社にお願いする方が安く済むと思います。
③ チラシを配る際にあると便利な道具たち
手ぶらで配ることもできますが、ちょっとした道具があると、ぐっと楽になります。
- 地図:
配る範囲が分かる地図は必須です。配り終えた場所に印をつけていくと、「ここは配ったかしら?」と迷うことがなくなります。
マピオンさんのようなweb地図を印刷して配布も可能です。
※地図は私的利用(自分で配る分)での印刷のみで利用するように注意してください。 - カバン:
チラシが折れ曲がらない、A4サイズが入るようなトートバッグやショルダーバッグがおすすめです。用意すると両手が使えるため安全です。
- 飲み物:
特に夏や秋のまだまだ熱い季節では、こまめな水分補給を忘れずに。
- 歩きやすい靴:
これが一番大切かもしれません。履き慣れた靴で、軽やかに出かけましょう。
- 指サック:
チラシは手の水分を奪ってしまいます。指サックをして手の保護をしたほうが配りやすくなり、配布後の手も汚れなくなります。
心を込めてチラシを配るための手順とコツ【チラシを配る実践編】

さあ、準備が整ったらいよいよ実践です。少しのコツで、効率よく、そして丁寧に配ることができます。
「地図」をしっかり見てからチラシを配ろう
地図を眺めながら、どのような順番で回るか、大まかなルートを決めておくと、無駄なくスムーズに配ることができます。 例えば、「まずこの通りを端まで行って、折り返して向かい側を配ろう」「大きな道路の右側を先に全部配ってしまおう」といった簡単な計画でも問題ありません。
ご近所に配慮した「時間帯」はいつがいい?
チラシを配る時間帯にも、少しだけ心配りをしましょう。 早朝は、物音でご迷惑をかけてしまうかもしれないので避けるのがマナーです。日中の、午前10時頃から夕方にかけてが、多くの方にとって受け入れやすい時間帯でしょう。
大切なのは心配り|ポストへの丁寧なチラシの入れ方
ポストは、そのお宅の大切な入り口の一つです。 チラシを入れる際は、無理に押し込んだりせず、投函が難しい場合はそのポストへの配布はあきらめましょう。
雨の日もご自身やチラシが濡れてしまうので特別な理由がない限り配ることは控えて翌日に配布を行った方がよいです。
ポストへ投函する際はそっと丁寧に入れることも重要です。
ポストからいそいで投函すると手を抜いてしまう際、手を怪我してしまうリスクも存在します。チラシが大きくて二つ折りにするなら、折り目を揃えて綺麗に入れると、受け取った方も気持ちが良いものです。
チラシ配布のトラブルを防ぐための注意点とマナー【注意!】

安心して配るために、最も大切なのがマナーです。
ご近所トラブルを避けるために、以下の点は必ず守るようにしましょう。
「チラシ投函禁止」の表示があるお宅に配ってよいのか
ポストの周りや玄関先に、「チラシ・勧誘印刷物投函お断り」といったステッカーや表示を見かけることがあります。
これは、「チラシを入れないでください」という住民の方からの明確な意思表示です。
こうした表示があるお宅への投函は、原則控えるべきです。
地域にお住まいの方へ確実に伝えしなければいけない時は、そういった物件へも配布してよいのか確認を必ず行いましょう。
集合住宅(マンション・アパート)で特に気をつけたいこと
オートロックの場合、オートロック内の敷地へ無断で中に入ることは住居侵入罪となってしまいます。
マンションやアパートなどの集合住宅では、独自のルールが定められていることがあるので
管理会社へ確認を行うか、管理人さんがいらっしゃる場合は、ご挨拶をして「自治会のお知らせを配っているのですが、どうすればよろしいでしょうか」と尋ねてみましょう。
住民の方にお会いした時のご挨拶
チラシを配っている最中に、そのお宅の住民の方と顔を合わせることもあるでしょう。
そんな時は、会釈をして、「こんにちは、自治会の者です。お知らせをお配りしています」と、ひとことご挨拶できると素敵ですね。
そうすると怪訝な顔をされることもなくなり、お互いに気持ちが良いものです。
あなたのその挨拶が地域との繋がりをより温かいものにしてくれます。
初めてチラシを自分で配るための成功法
いかがでしたでしょうか。 初めてのチラシ配りは少し難しく感じるかもしれませんが、一つひとつの手順やマナーは、決して特別なことではありません。
そのほとんどが、相手を思いやる、という当たり前の気配り、心配りから来ています。
「きちんと準備をして、ご近所に配慮しながら、心を込めて丁寧に入れる」
これさえできれば、あなたが配る一枚一枚のチラシが、地域の大切な情報を届け、人と人とを繋ぐ架け橋になります。
どうぞ自信を持って、あなたの優しい気持ちと一緒にお知らせを届けてあげてください。
応援しています。
アドワールドでは、「ただ配るだけでなく、店主の祈りをお届けします」をモットーとしてお客様に納得していただけるようサービスの品質にこだわり、ポスティングのメリットを最大限に活かせるよう、スタッフへの教育も丁寧に行っています。
ポスティングに関する疑問にもお答えさせていただきます!
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