ポスティングの質を高める現場の配布スタッフたち
多くの業界で共通していると思いますが、ポスティング業界もたくさんの「人」が関わって成り立っており、アドワールドは特に人とのつながりを大切に業務に取り組んでいます。
そんな「人」の中で、今回スポットを当てるのは、各現場でポスティング業務に励んでくれている配布スタッフたち。
ポスティングは、クライアントの依頼があっても、チラシができあがっていても、ルールとマナーを守って配布をしてくれるスタッフの存在がなければ何も始まりません。アルバイトも含めた全スタッフの配布スキルによって、チラシの印象はもちろん、クレームの有無が左右される事があります。
アドワールドでは、現場の配布スタッフが気持ちよく業務に専念できる働きやすい環境を整える事に努力を惜しみません。また、現場の配布スタッフの声から生まれた効率のよい配布方法やちょっとしたコツや、クレームにならない対処方法を共有し、積極的に取り入れるようにしています。
効率のよい「地図」の使い方や、チラシの天敵である「雨の日」のポスティング方法、「クレーム」を防ぐために積み重ねている事など。
現場の配布スタッフたちが得たクレーム回避術をチラリとご紹介しまします。
クレーム防止にはアプリや紙の地図を効率よく利用する
アドワールドでは、配布ルートや配布先の確認をするためにスタッフ全員が地図を携帯しています。スマートフォンの地図アプリを併用する事もありますが、やっぱり紙の地図が現場に馴染んだ必須アイテム。
とはいえポケットに地図を入れていると確認するたびに取り出す手間が掛かります。そこで現場スタッフは、首から下げているスタッフ証の裏面にクリップで地図を挟む事で問題を解決!
まだポスティングに慣れていないバイトスタッフも、手を使わずに地図を携帯できるので、確認作業や地図への書き込みもスムーズに行えます。
地図を携帯する事は「ポスティング禁止物件への投函防止」「クレーム防止」に役立ちます。
事前に地図内にポスティング禁止物件をしっかりとマークして、マンション名や詳細を書き込んでおけばポスティングしてはいけない物件に誤って投函する確率がグッと下がります。
ポスティング中は配布ルートや配布ペース、配布枚数など、様々な事を考えながら作業をしているため、地図にメモをする事で間違いが出ないようにしています。何気ない事ですが、配布スタッフ全員が気に掛ける事で、ポスティングの質が上がり、クレームのないポスティングへとつながります。
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雨の日のポスティングこそ現場の工夫がクレームを減らす
ポスティングは雨の日も行っていますが、投函の際にポストが濡れてしまうと、クレームのきっかけになる事もあるので細心の注意が求められます。
一度チラシが濡れてしまうと、チラシ同士がくっ付いてしまったり、色移りで汚れてしまう事も。そんな状況を回避するために、配布スタッフは傘を差すのはもちろん、雨の降り方や配布するチラシのサイズや形状によっていろいろな雨対策で雨の日のポスティングに工夫を凝らしています。
例えば、配布スタッフがチラシを持ち運ぶリュック。ダイレクトにチラシを入れると濡れてしまうので、まずは水分を通さないビニール袋に入れて、さらに吸水タオルなどでしっかりと覆い、雨水の侵入を防いでいます。
新人アルバイトも先輩から教えられて、チラシサイズに合わせたプラスチック素材の蛇腹ファイルを使用してチラシを守ったり、マグネットタイプの広告物や小さなチラシ用にウエストポーチを活用しています。
中には、レインコートやトレッキングシューズを着用するスタッフもおり、雨の日でもお客様に気持ちよくチラシを受け取っていただくために、工夫しながらベストなポスティングを行うことでクレームが減ります。
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小さな交流がクレーム回避につながっている
「ポスティングの教科書」では、度々、地域住民の方とコミュニケーションをする大切さをお伝えしていますが、配布スタッフの挨拶やちょっとした会話がクレーム回避につながる事もあります。
住民の方から「ご苦労様」「何のチラシを配布してるの?」などと声を掛けてもらった場合、チラシに興味を抱いている事が分かるので、まずチラシ投函OKと判断でき、誤った投函を防ぐ事ができます。また、受け取ったチラシを見て「知りたかった」「興味がある」など、地域住民の方のリアルな感想や反応が分かれば、配布エリアが適切に選ばれていたかの判断材料にもなります。
ポスティング中に得られるそういった情報は、より精度の高いポスティングを行うためにとても貴重なものです。アドワールドでは、日々のポスティングの出来事を社内で共有して意見交換を行ったり、必要に応じてクライアントへのフィードバックを行っています。
求めている人へ、求めている情報を適切に届けられれば、ポスティングによって発生してしまうクレームは確実に回避できるので、アドワールドでは現場スタッフの小さな交流の積み重ねもとても大切に思っています。