「地図を持ちながら配布するの?」
実際に、ポスティングスタッフは地図をどのように携帯して、どのタイミングで地図を確認しているのでしょうか。
今回はポスティングの必須アイテム「地図」についてお話させていただこうと思います。
地図を見るタイミング
ポスティングをしながら地図を確認するのは思っているよりも大変です。
僕は右利きなのですが、左手は指の間に種類ごとに分けて、チラシを挟んでいます。
そして右手でチラシを取り、ポストへ投函します。
すると、地図を持つ余裕がありません。
一体どのようにして地図を確認しているのでしょうか。
実は、常に地図を手に持っているのではありません。
首から掛けているスタッフ証の裏面にクリップで挟んでいるのです。
ポケットに地図を入れる事も出来ますが、チラシを持ち、歩きながらポケットに入っている地図をスムーズに取り出すのは手間が掛かります。
そこで、より効率良く手間取らずに地図を確認する方法として、クリップを利用して手を使わずに地図を携帯しています。
「何だ、そんな事か・・・。」
と思われるかもしれませんが、それらは
アドワールドの配布スタッフが、仕事の中で編み出したポスティングテクニックです。
そのノウハウは、今のスタッフに代々継承されています。
地図を使って一つの町を分割
すごく並びが良い町目では別ですが、一つの町目を抜け無く隅々まで歩けと言われたら結構難しいものです。
何度も同じ道を行ったり来たりしてしまう事でしょう。
地図とずっとにらめっこしながら歩ければ大丈夫ですが、時間との闘いでもあるポスティングの最中ではそういう訳にもいきません。
かといって、スタートする時にゴールまでの道を最後までずっと把握する事も大変なことでしょう。
では、どうするのか?
一つの町目を分割するのです。
一つの町目をA→B→Cのように細かく分割すると曲がりくねった複雑な町目でも単純に見えてきます。
そして、「ひとまずAのエリアだけのルートを把握して、Aのゴール地点であるこのコンビニに着いたら、また地図でBエリアのルートを確認しよう!」となるのです。
地図は禁止物件への投函も防ぐ
「地図の役割はルートの確認だけ?」
ルートの確認だけでなくもう一つ重要な役割を果たします。
それは、【禁止物件への投函を防ぐ】です。
地図に直接赤ペンで禁止物件をマークし、物件名・詳細を記入する事で、禁止物件への投函の確率がグンと下がります。
「覚えていたら良いだけじゃないの。」
と思われるかもしれませんが、配布中は様々な事を考えながら配布しているため、メモなく進めていくと禁止物件の見落としてしまうリスクがあります。
さらに、先述のように一つの町をA・B・Cと細分化することによって、禁止物件に近づいたタイミングで確認をすることが出来ます。
まとめ
スマホアプリが普及した現在でも紙の地図はとても重宝されています。
紙の地図はすぐにペンで書き込むことができ、持ち運びも軽いため、とても扱いやすいのです。
最近ではスマホの地図アプリも併用しますが、やはり紙の地図は現場にとっては必須アイテムなのです。