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テーマによってどう変化する? 実例から学ぶチラシデザイン

チラシ広告
by adworld
テーマによってどう変化する? 実例から学ぶチラシデザイン

フード宅配、不動産、セミナーや講演会、コンサートなどのイベント告知…。ポスティングは様々な業種で活用されていますが、成功しているチラシデザインにはどんな特徴があるのでしょうか。シンプルなデザイン? インパクト重視? 手書きで攻めるべき?
アドワールドのポスティング成功事例をもとに、様々なチラシデザインについてお伝えします。

飲食系は“シズル感”と“品数”をアピール

全国にファミリーレストランを展開する大手外食チェーン店の「宅配サービス」の例をご紹介します。
同社はテレビCMをはじめ、マス媒体への広告も頻繁に出稿していますが、宅配サービスの告知においてはマス広告をあまり利用していません。一体なぜでしょうか。
実は宅配サービスの利用者は、多忙な方が多く、仕事が夜遅くまで続いていたり、介護や子育てなど、料理をする余裕がない場合が多いため、マス広告よりもポスティングチラシの方が効果的なのです。

疲れている時に美味しそうな料理が載ったチラシが目に入ってくれば、思わず注文したくなるもの。だからこそ、チラシデザインには、生活者の背中を押す仕掛けを取り入れています

例えば、チラシを手に取って一番に目に入る場所には、看板メニューを堂々と掲載し、シズル感のある写真をレイアウト。中面には、お弁当を中心とした定番メニューをずらりと並ばせつつ、宅配でも店舗と同じ味が楽しめる事をビジュアルで表現しています。
宅配サービスは、パーティーメニューの利用者も多いため、チラシ全体のバランスを見ながらパーティーメニューについても丁寧に情報を伝えています。さらに、最近はネット注文が普及しているため、検索ボックスを大きくレイアウトしてネットからの注文を促すようにデザインしているのもポイントです。

低コスト・長期配布で見覚えのあるチラシに

続いてご紹介する実例は、関西エリアを中心に、家庭や店舗の不用品片付けや買い取り、遺品整理のサービスを行っている企業。
こちらの企業は、扱っているサービス内容から広範囲かつ長期的なポスティングが効果を見込めます。そのため、配布方法は、他のクライアントのチラシを配る際に一緒に配布する「併配」を選択。あえて配布先の細かい指定はせず、配布単価を下げています。

低コスト・長期間のポスティングをする事で、住民の方に頻繁にチラシを見てもらえる確率が上がるため、「ちょうど不用品が処分したかった」「そろそろ遺品整理をしないとと思っていた」というニーズにも対応できるわけです。

コストを抑えつつ、内容を的確に伝えるためにチラシデザインにも工夫が光ります。
チラシはB5サイズで作成し、紙質はコストパフォーマンスを重視してセレクト。さりげなく10%オフのクーポン券も付け、細部に「いつかお役に立ちます」「永久保存版」という見出しを入れる事で、チラシの保存を促しています。
また、具体的なサービス内容の近くに、スタッフの写真を掲載。チラシ内容に興味を持った方にスタッフの雰囲気を知らせる事で、親近感と信頼感がアップし、自然と一歩踏み込んでいただく流れを作っています。掲載情報が豊富でも、情報を精査しバランスを整えて配置する事で、全体的にシンプルなチラシデザインに仕上げているのもポイントです。

有益な情報が「お得感」につながる場合も

エリアや地域に根差したテーマの講演会やセミナー、知名度があまり高くない歌手や演奏者のコンサートなど、ニッチな需要があるイベントも、会場の近さや開催時間、参加費などによって、多くの人に喜ばれます。
その地域ゆかりのイベントや、エリア属性に沿った住民参加型のイベントはヒットの可能性を秘めている場合もあるので、開催の告知はしっかりと行いましょう。

ポスティングチラシは「お得感」がとても大切ですが、お得感はクーポンなどを付けて得られる金額の安さだけではありません。有益な情報を仕入れられた場合も、チラシを受け取ったお客様が「得をした」と感じる材料になります。
例えば、講演会やセミナーの案内チラシは、そのチラシをきっかけに新しい情報を知る事ができるので、「このチラシを見てよかった」と感じてもらえる可能性が高いです。
自分にとって通いやすい場所であったり、仕事帰りの遅い時間でも立ち寄れる営業時間であるなど、お客様の暮らしにフィットするかどうかも大切なポイントなので、何を伝えたいチラシなのか、要点を絞って、パッと見て内容が瞬時にわかるようなチラシデザインにこだわりましょう。

特に想いが強い部分は手書き風の書体にしてみたり、シンプルな内容で攻めてみるのも面白いかもしれません。

ターゲット層への細かい配慮も大切

最後は外壁・屋根塗装の専門会社のチラシデザイン例。
同社は、外壁塗装が高価格である事、作業内容が一般の方にはわかりにくい事など、お客様の疑問や不安を解消するために、定期的にわかりやすいテーマの説明会を開催しています。
今回ご紹介するのは、その説明会の開催告知用のチラシで、サイズはB4を2つ折りにしたもの。説明会のテーマや細かい見どころ、開催場所やスケジュール、これまでの参加者の声、同社に外装を頼んだ理由など、かなりの情報量が盛り込まれていますが、読みやすさを重視した、丁寧なレイアウトで仕上げられています。

また、説明会のメインターゲットが年配者であるため、参加申し込みは電話やネットではなくFAXをメインに。
もう一つのポイントは、説明会の会場です。毎月開催場所を変更しているようですが、公民館など、その地域の住民にとって親しみやすい場所をセレクトする事で、自然と安心感が生まれるように配慮しています。

ターゲット層に寄り添ったチラシの内容とデザインで、ポスティングによる集客効果も確実に実感いただき、2018年からはポスティングだけでなくチラシのデザインも弊社のデザイナーが担当させていただいております。

いかがでしたか? ポスティングチラシのデザインに「これが正解」というものはありませんが、反響のあるチラシには必ず理由があるはず。
今回ご紹介した事例を参考に、ぜひチラシデザインに力を入れてみてください。

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