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チラシのデザインはセンス次第?文字や色が生み出すデザインの力

ポスティング(ノウハウ)
by adworld
チラシのデザインはセンス次第?文字や色が生み出すデザインの力

チラシはセンスが大切!だけど…

「チラシをポスティングしたけれどまったく反響がない…。」

「受け取った人はチラシにどんな印象を持ったんだろう。」

「次の配布ではチラシのデザインは変えるべき?配布エリアを変えるべき?」

ポスティングを行った人の多くは、反響がない場合、次にどのような対策を行うべきか悩むものだと思います。チラシを受け取った人にデザインの良し悪しを直接聞ければ改善点がわかりますが、実際にはそれは難しい事ですよね。

そのため、自分で問題点を想像したり、知り合いにチラシを見てもらう事がチラシの良し悪しを判断する近道。ですが、デザインのセンスは人によって異なるので、全く違う意見が返ってきて、ますますどうすればいいのかわからなくなってしまう事も。

そんな事態を防ぐために「センス」以外にも、「色」「写真」「文字」など、チラシのデザインを構成する要素をもう一度見直してみましょう。文字や写真のサイズを変えたり、色味を変化させるだけで、チラシの印象はガラリと変化します。これからお伝えするポイントがご自身のチラシに反映されているか、ぜひチェックしてみてください。

文字は大きく!視線の動きにも注意して

ポスティングのチラシは紙媒体なので、チラシを受け取った時の紙面に何が見えるか、折り加工がされたチラシを広げた時に、何が一番目立つか、最初に目に入る文字や写真は何か考える事はとても大切です。

ただ、伝えたい内容をより目立たせるためにと、目立つ色、目立つ文字サイズにばかりこだわるのではなく、デザインの印象、全体のバランスを見る事も忘れずに。

さらに、もうひとつ大切なのは「視線の動き」を考える事。

人の視線は、縦書きの文章なら右上から左下へ、横書きの文章なら左上から右下へと動いていきます。文字をメインに構成される新聞などは、読者の方にスムーズに記事を読んでもらうために、ひとつの記事が終わったところに次の見出しを入れ、視線を外さず次の記事を読み始められるように工夫しています。

チラシも同様に視線の動きに注意して、見出しの入れ方、文字の流し方をデザインしましょう。視線の動きを考えず、見出しを縦に並ぶようにレイアウトしてしまうと、全体的に文字ばかりの紙面だと思われてしまうのでお気をつけて。

また、掲載したい原稿量によって文字のサイズを決めるのではなく、チラシを受け取った人が読みやすい文字のサイズを元に、原稿の量をコントロールする方がよいでしょう。さらに、写真の量は紙面上の20~30%になるように。上の方に写真をレイアウトすれば、読み手が記事に導かれやすくなります。

色数は違和感のない範囲で

「チラシはとにかく目立つように派手な色でデザインしています!」なんて場合は要注意!

伝えたい内容はどんなものなのか、どんな印象を与えたいのかにもよりますが、基本的にチラシのデザインに使う色数は、できるだけ厳選する方がよいでしょう。

全体の色味が多すぎると目がチカチカしていまいますし、蛍光色などを多用してしまうと、文字を読む前に色味だけで違和感を覚えてチラシを捨てられてしまう可能性があります。

タイトルなどの色味は、自然界にある色を組み合わせるのがおすすめ。

森や木を連想させる緑色や茶色、海や空を連想させる青色や白色など、自然の中に溢れている組み合わせは目にもやさしく、組み合わせても違和感が生まれにくい色合いです。

また、チラシをデザインする上で「色」はとても大切ですが、本当に伝えたい内容は言葉(文字)で表現されます。チラシを受け取った方が文章を読まれる前に、色味がそれをジャマする事がないように気をつけて、自分のチラシにとって最適なカラーは何か、厳選していきましょう。

読みたい気分になるレイアウトを目指そう

最後に、デザインの「センス」についてもう一度。

デザインのセンスは人によって異なりますが、前衛的なもの、ラグジュアリーなものは一部の層には響いても、大衆受けしにくいもの。自分のセンスを信じて、表現を工夫する事は大切ですが、チラシを読んでほしいターゲット層はどんな人なのかをきちんと想像して、ターゲットの人たちが好むデザインに仕上がっているか、客観的に判断する事が大切です。

チラシは、デザインやレイアウトによって人の気持ちを変化させます。素敵なチラシだと印象づけられれば、「ちょっと読んでみようかな?」と気分が変わる事もあります。できるだけ好印象で読みやすい紙面づくりを徹底しましょう。

チラシの見直しが終わったら、人にデザインの印象を聞いてみるのも◎。

反響のないチラシだけを見せて「改善点」を聞くよりも、同じ内容で印象の異なるチラシを見比べてもらう方が、具体的な意見が得られます。いろいろなアプローチからチラシのデザインを見直して、繰り返しポスティングを行う事で、反響が高まったり、違う改善点が見えてくるかもしれません。

ぜひ今回の記事を参考に、センスだけに頼らず、自分たちのポスティング用チラシのデザインを見直してみましょう。

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