綺麗なポスティングを目指すなら
本日お伝えするテーマは「チラシの折り加工」について。
みなさんは、ポストに投函されているたくさんのチラシを見て、紙のサイズや折り方がバラバラだと思った事はありませんか?折られることなくペラリとポストに入っているものもあれば、二つ折りだったり、三つ折りだったりする事も。
チラシによってクライアントや配布元が違いますし、デザインの意図や伝えたい内容も異なるので、チラシの折り加工にバラつきが出てしまうのは当然!…なのですが、実は「折り加工」は好みや直感で選ばれているわけではなく、チラシを作成する上でしっかりと役割を持っているんです。
例えば、ポストにはポスティングされたチラシの他にも、新聞や郵便物がたくさん投函されるので、せっかく配布したチラシが他の郵便物に潰されてしまう事も。さらに、住民の方がチラシを取り出す際に破れてしまう場合もあるので、チラシは少しでも丈夫に仕上げる必要があります。
そこで利用してほしいのがチラシの「折り加工」。より綺麗な状態でチラシをお届けするためにも、今日はぜひ「折り加工」について一緒に学んでいきましょう。
「折り加工」の種類って?
チラシの「折り加工」には、たくさんの種類があります。
今日はいくつかの折り加工についてご紹介します。
■二つ折り
一番基本的といってもいい二つ折り。すぐにイメージできる方も多いと思いますが、A4やB5サイズのチラシを二つに折っているものを指します。
■三つ折り
三つ折りにはいくつか種類があります。「巻き三つ折り」は三つに分けた部分の1ヶ所を内側に折り入れる方法で、「外三つ折り」は「Z」の字のようにジャバラに折るもの。「観音折り」は4等分した用紙を、外側から内巻きに折り込んだものです。
どれも内側に折り込む面はサイズを若干小さくしてデザインをする必要があるので、均等に分割しないように注意しましょう。
■四つ折り
四つ折りも三つ折りと同様にいくつか種類があります。「直角折り」は、「クロス折り」や「八ページ折り」とも呼ばれ、二つに折った用紙を、さらに直角に交わる方向でもう一度折る方法です。「巻き四つ折り」は、二つ折りにした用紙をもう一度同じ方向で折ったものを指します。
他にも、ジャバラのようにジグザクに折った「3山のジャバラ折り」や「外四つ折り」という折り方もあります。
ジャバラ折りの注意点として、折り加工を「ジャバラ折り」と指定する場合は、何回折るかまで指示する必要があります。
これ以外にも、「DM折り」やA3の紙面を利用した「二つ折りと巻三つ折りを組み合わせた折り加工」など、チラシの折り加工には様々な種類が存在します。イラストや図を用いて折り加工について説明しているサイトもあるので、興味のある方は事前に下調べを行ってからデザインを進めるようにしましょう。
知ってほしい!折り加工の大切さ
折り加工の種類について学んだ後は、紙を折る事で変化する紙面のレイアウトやデザインについてお伝えします。
チラシは、折る事によって紙そのものの強度が増します。そのため、他の投函物に潰されたり、破れたりする心配が軽減され、美しい状態で住民の方の手元にチラシをお届けする事が可能になります。
しかし、チラシを折る事でパッと目に飛び込んでくる面積が小さくなってしまい、目立つ面と、そうでない面ができてしまう場合も。しかし、ご安心ください。アドワールドでは、チラシのデザイン制作も承っておりますので、事前にクライアントの方に伝えたい内容や折り加工についてヒアリングした上で、何をより目立たせるべきなのか、どの程度の文字量、文字の大きさ、色味なら目立つ事ができるかなどを検討し、「一番目立たせる部分や内容、デザイン方法」をご提案させていただきます。
さらに、「目立たせるためのベストな折り方」もお伝えする事も可能です。
ちなみに余談ではありますが、実はアドワールドは「折り加工」も自社内で行っております。紙質や湿度によって折り機のセッティングを調整し、折るスピードを試行錯誤しながら、「美しく折る事」にもこだわっているんです。
数年前から、卓上型の折り機も導入されて、ますます折り加工へのこだわりは増すばかり。
チラシのデザインはもちろん、折り加工に関してもお気軽にご相談ください。