大切なのは目立たせるひと工夫。
ポスティングチラシは、受け取った方に好感を持ってもらえるようなデザインが求められます。「文章の読みやすさ」や「見やすさ」はもちろん大切ですが、伝えたい内容をダラダラと載せるのではなく、より伝えたいことは何か、要点を絞って見出しやアイキャッチを工夫してみましょう。
また、ポストの中にはたくさんのチラシがポスティングされるので、他者が配布したポスティングチラシに紛れて見落とされてしまった…なんてことがないように、視覚的に目立たせる必要があります。
チラシが目に止まってそのままスルーされることがないように、適度なサイズ感と、良い紙質を選ぶこともコツ。特殊形状のチラシは目立ちやすく、興味を持たれやすいメリットがありますが、費用が高額になってしまうデメリットもあるので要注意。
伝えたい内容を整理した上で、相手の目に止まる見出しにこだわること。さらに、予算とのバランスを考えながら、目立つチラシをデザインして、チラシのピックアップ率(手に取って見てもらえる確率)を高めていきましょう。
モノクロorカラーどちらを選ぶべき?
ポスティングに関わらず、チラシ広告の配色は「白黒(モノクロ)印刷」と「カラー印刷」から選ぶことができます。さらにカラー印刷は1色~4色と細分化されています。さて、チラシを制作する場合、あなたのチラシは白黒とカラーどちらを選ぶべきだと思いますか?
レクトするコツを3つご紹介します。
コツ① 白黒はやっぱりリーズナブル!
価格面を重視するなら白黒(モノクロ)印刷がベスト。カラー印刷より比較的安価なので、コストを重視する場合は白黒印刷でチラシを作成しましょう。ただし、最近のカラー印刷はお手頃な値段で作成できる場合もあるので、まずは差額を比較して検討してみましょう。
コツ② カラーならより美味しそうに見える。
飲食店など、食材を紹介するチラシなら白黒よりカラーの方が断然おすすめです。カラー印刷は美味しさを訴求する効果があるので、自慢のメニューもより美味しそうに伝わります。また、白黒印刷に比べて、カラー印刷は高級感を演出する効果もあります。
コツ③ 情報“だけ”なら白黒でも◎。
SALEのチラシやイベントの開催告知など、写真より文字や数字の情報を伝えたい場合は、シンプルに白黒印刷でも十分。最近のポスティングチラシはカラー印刷が主流ですが、チラシを配布する目的や紹介する内容によって、ベストな印刷方法を選びましょう。
手書きなら人柄や想いがグッと伝わるコトも。
ポスティングするチラシは基本的にパソコンで作成しますが、中には配布するお客様のご希望で「手書き」で仕上げられるものもあります。手書きのチラシは、一般的なフォントで仕上げたチラシと比べてインパクトが強いので、受け取った側の目に止まりやすいメリットがあります。また、書き手によって文字のサイズやデザインを自由に選べるので、枠に捉われないオリジナルなチラシに仕上げることができます。
さらに、手書きのチラシを見た人の多くは、「思いが込められている」というポジティブな印象を持つことがわかっており、作り手が時間を掛けて文字を書いている印象を抱かせます。
ただ、手書きチラシは作り直しが利かないので、継続的に使えないのがネック。作り手のデザイン力やセンス次第で、逆に見にくいチラシになってしまう可能性もあります。
近では毛筆のフォントを使用して「手書き風」に仕上げる、という選択肢もあるので、伝える内容に合わせて、気軽に「手書き風」のデザインにチャレンジしてみてはいかがでしょう。
目指すはおしゃれ+αのデザイン!
チラシデザインには上記以外にも様々なコツがありますが、反響の高いチラシデザインには共通点があると言われています。それは「①ひと目で何を伝えているかわかること」「②折り目まで意識してデザインされていること」「③チラシ限定の特典が付いていること」。
③に関してはデザインと直接的な関係はないかもしれませんが、チラシ特典があることをひと目でアピールできるか、という点はデザイン的にもとても重要です。
「他のチラシより目立ちつつ、伝えたいことをわかりやすく表現すること。」
おしゃれなデザインであることももちろん大切ですが、おしゃれさや美しさを優先しすぎるのではなく、受け取る相手や届いてほしい相手(ターゲット)のことを考えて+αの工夫を考えることが、ポスティングチラシの反響の高さにつながるのだと思います。