宅配サービスや飲食店など、地域のお客様をメインターゲットにしている方にとって、最も効果的な集客方法が「チラシ」を使った集客です。
ですが、中には「自分たちで配るのは面倒」「思ったよりも効果がなかった」という声も。
今回は、地域ビジネスに欠かせないチラシの効果的な配布方法である「ポスティング」のコツや安心して任せられるポスティング会社の見分け方をご紹介します。
「ポスティング」と「折り込みチラシ」を上手に使い分けよう
チラシを使った集客方法に「ポスティング」と「折り込みチラシ」があります。
どちらもマンションや個人宅のポストにチラシを届けてくれる便利なサービスです。
では、「ポスティング」と「折り込みチラシ」は何が違うのでしょう。
それぞれの特徴について詳しく解説します。
「折り込みチラシ」は低コストで主婦・高齢者向けサービスに最適
「折り込みチラシ」とは一般的に新聞折り込みのことをいいます。
印刷したチラシを新聞と一緒に購読者の元に届けてくれるサービスです。
折り込みチラシは新聞販売店が担当するエリアの住人にチラシ入りの新聞を届けることからポスティングより低コストといわれています。
反面、エリア内の新聞購読者の元にしかチラシを届けられない・ターゲットに合わせた細かな配布エリアを指定できません。
そのため「対象エリアの住宅すべてに配布したい」「1人暮らしの若者層にだけ届けたい」などの細かな指定がある場合は自由度の高いポスティングを利用すると良いでしょう。
また、折り込みチラシを利用する主な層は主婦と高齢者が多いといわれているので、主婦や高齢者をターゲットにしたサービスとは相性の良い方法といえます。
「ポスティング」は費用対効果の高く、幅広い年代の反響が期待できる
ポスティングはチラシ単体を指定されたエリアのターゲット宅に届けるサービスです。
最大の魅力は折り込みチラシと比べて自由度の高さ。
チラシのみ配布するので、自分たちのサービスに合ったターゲットに絞って配布エリアや届ける先を細かく決められます。
例えば、普段新聞を読まない1人暮らしの若者が多く利用するサービスなど
ポスティング専門会社に依頼すれば、業種などに合わせて反響が出やすい曜日や時間帯などの配布も可能です。
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ポスティングの反響を高めるコツは4つ
効果の高いポスティングには以下の4つのコツを押さえておくと良いでしょう。
ターゲットや配布エリアを決める
ポスティングの反響率は事前の準備に掛かっているといっても過言ではありません。
その際、最も重要なことは自社のサービスに興味を持ってくれそうなターゲットを決めること。
例えば、美容院でも「若い女性向けのオシャレなサロン」と「男性も気軽に通えるアットホームな美容室」ではターゲットが全く変わってきます。
ターゲットを決める時は性別・年齢・居住地・職業・家族構成など、具体的に設定しましょう。
ターゲットの設定ができたら、配布エリアを決めます。
ファミリー層がターゲットなら、戸建ての多い地域。
若者をターゲットにするなら単車向けのマンションの多い地域などが良いでしょう。さらに効果を見込むなら配布エリアは「自社から徒歩10~15分で行けるエリア」に絞ること。
これらのエリアは第一商圏と呼ばれ、お客様が毎日来店する可能性の高いエリアといわれています。
ポスティング効果が高い理想的な配布エリアはターゲット層が多く、第一商圏といえます。
配布時間帯を決める
ポスティングは近隣住民の迷惑にならない時間帯に行いましょう。
特に時間の規制はありませんが、夜8時以降のポスティングは不審者と間違えられるリスクがあります。
万が一、トラブルになってしまうとイメージダウンにつながり逆効果になってしまいます。
また、業種やサービスによっても反響の出やすい時期や曜日があるので、それらのタイミングを利用するのも良いでしょう。
具体例として3つの業種別に反響の出やすい時期をご紹介します。
- フード関連・・・夏季・冬季などのイベントシーズンや新メニュー発売時期
- 教育関連・・・・中高生向けの学習塾なら定期テスト後・小学生向けなら夏休みなどの長期休み前
- 不動産関連・・・大型連休やお盆休み前
一般的にポスティングの反響の良い曜日は週の後半といわれていますが、競合の少ない週の初めをあえて狙い目に止まりやすくするという方法もあります。
手に取ってもらいやすい工夫をする
ポスティングの魅力はチラシが「裸」でポストに投函されることです。
そのため、ポストから取り出した時にチラシの内容が目に止まりやすくなります。チラシの効果を最大限に引き出す条件は「一般家庭のポストに収まるサイズ」であること。
A4・B5などポストに収まり切れないサイズのチラシの場合は、見てほしい面を上にして半分に折ると良いでしょう。
ちょっとしたことですが、こうした手に取ってもらいやすい工夫が反響率の良さにつながります。
雨の日を避ける
チラシの最大の敵は水濡れです。雨や雪で濡れてしまうとチラシ同士がくっつき、色移りの原因になる見た目が悪くなるため手に取ってもらえなくなります。
自分たちでポスティングする時は悪天候の日を避け、なるべく晴れた日に行いましょう。
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ポスティングの方法は3種類
ポスティングの代表的な配布方法は3種類あります。それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説します。
1. 自分たちで配る
自分たちで配るメリットは低コストでポスティングができることです。
さらに配布エリアもターゲットに合わせて自由に設定できるのでムダがありません。
デメリットとしては、ポスティングに労力が掛かること。
ポスティング中は他の作業ができない・反響のあるターゲットや配布エリアを特定しにくいなどポスティングノウハウがないと難しい部分が多いのが実情です。
2. ポスティング専門のアルバイトに依頼する
自社の業務で忙しくてポスティングまで人手が足りない場合、ポスティング専門のアルバイトを雇うという方法があります。
自分たちで配るより多少コストは掛かりますが、業務に集中できるので効率よくポスティングができるのは大きなメリットといえるでしょう。デメリットとしては、アルバイトの採用に時間とコストが掛かる。
悪質なアルバイトの場合、ポスティングされずにチラシが捨てられてしまうなどトラブルのリスクがあることです。
3. ポスティング専門会社に依頼する
最もポスティングの反響が期待できるのがポスティング専門会社に依頼することです。
メリットとしては、専門会社ならではノウハウを持っているので反響の高い配布エリアの選定や質の高いポスティングが可能です。
デメリットとしては、ある程度のまとまったコストが掛かることや反響率を測定することが難しいことです。
反響率に見合わない料金を請求するなど悪質な会社も存在するので、そうした部分の見極めが求められます。
失敗しないポスティング会社の選び方
反響のあるポスティングを期待するならポスティング専門会社に依頼すると良いでしょう。
ですが、中には悪質な会社も存在するので注意が必要です。
そこでポスティングを外注する際の失敗しない会社の選び方や費用をご紹介します。
費用 (適正価格であるか?)
ポスティング会社に依頼する時にポイントとなるのが「費用」です。
低価格を謳う会社の中には依頼された配布数を投函していない・経験の浅いスタッフに任せている会社も存在します。
ポスティング会社を選ぶ時は、サービス内容と価格が適正な会社を選びましょう。
品質 (配布スタッフの教育・質の高さ)
反響率を高めるにはポスティングの品質が大きなカギとなります。
そこで重要なのが品質です。
中でもスタッフ教育がしっかりとされているか否かでポスティングの精度は大きく変わってきます。配布エリアを効率よく回り、決められた時間でしっかりと配り切る・お客様の目に止まりやすいポスティング方法など、スタッフ教育がしっかり行われている会社なのかは事前に確認しておきましょう。
アフターケア (配布後の反響など分析や改善案の提案など)
効果のあるポスティングはただ配って終わりではありません。
ポスティング後の反響をしっかりと分析し、最も効果的なポスティングのための改善も重要です。
これらの分析や提案のある会社なら依頼する際も安心です。
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質の高いポスティング会社を利用し効果的な集客を
チラシを使った集客方法で最も効果が高いポスティングですが、より反響率を上げるなら専門のポスティング会社に依頼すると良いでしょう。
アドワールドでは反響率アップに必要な改善を配布現場で繰り返し、膨大なノウハウを蓄積しています。
また、お客様の印象に残るチラシの作成からトータルでサポート。
初めてポスティングを利用するお客様も安心してご利用いただけます。